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やっと出来たw
小説5章がやっと出来ましたw

巧く6章に繋げたいがために随分時間がかかってしまったw

今回は少し長めです、読むときは心して読んでくださいw

特にメイド狂なスパイラル大佐は心して読んでくださいn(うわなにをするはなs チーン


では読みたい方は続きを読むから・・・
物語-第5章失態-

・・・館を出てから10分ぐらいだろうか、今飛んでる湖を越えれば森はすぐそこだ・・・
全く無風の夜、自分が風を切って飛んでる音以外は何も聞こえないぐらい静かだった・・・
少し不気味な気もしたが杞憂だろうと思いながら湖を越えていった。
もう少しで湖を越える時、木から葉が1枚水面に落ち波紋が広がった・・・

・・・・・・・これからの出来事を象徴するかのように・・・・・



~~森の入り口~~

・・・・森の入り口に着いたようだ。
森は入り口付近は月明かりに照らされて心なしか明るい感じがするが奥は真っ暗に見える・・・
昼間の森とは全く別物のように見える・・・
今の森は・・・闇への入り口を表現するのが適切だろう、それぐらいの雰囲気を発していた。
その森の入り口付近に1人の少年が立っている・・・恐らくはこれからここに入る命知らずだろう・・・
・・・森の闇は少年が入ってくるのを待ってるようだった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・
・・・

「・・・・・やっぱ昼間の森とはかなり違った雰囲気を感じるな・・・」
あまりのギャップに紅魔館へ戻ろうかと言う考えが頭を過ぎる。
・・・・いや、レミリアや咲夜さんに黙って出てきたんだ、あの2人を相手にするなんて無謀だ・・・
少なくとも下級妖怪100匹<レミリア&咲夜さん って事ぐらいは直感的に分かっていた。
前門の虎後門の狼と言う諺があるがまさしくこの場にぴったりな言葉だろう・・・
「まっ、中に居るのは下級妖怪ばっからしいし、いざとなったら逃げればいいし・・・行くか!」
中にいるのは殆どがさっき紅魔館に襲来してた下級妖怪、あんなのならいくら夜でいくら数が多くても負ける気はしなかった・・・
この時点で俺は忘れていただろう・・・中にいるのは殆どが下級妖怪であって全部が下級妖怪では無いという事を。
・・・鞘に刀が納まってるのを確認し、ゆっくりと森の中へ踏み出していった・・・

・・・・・ガサッ・・・・ガサッ・・・・

何も音のしない空間に俺が葉を踏む音だけが響く。
風が吹いていない為に木々が揺れる音すらしない・・・正直不気味な空間でもあった・・・
暫く歩いていると、急に森の木がざわめき始めた・・・・・・それは俺の侵入を拒絶、あるいは警告してるようだった・・・
俺は足を止めた、ざわめきは止むどころか強風でも吹いているかのような音を立てている。

「・・・様子見なんかしないで出てきたら?」

俺には分かっていた、これが自然現象ではなく妖怪の仕業だという事を・・・
俺の呼びかけに聞こえたのか聞こえてないのかは分からないが木の陰から妖怪が3匹出てきた。
・・・・3匹じゃ準備運動にもならないな、と思いつつも鞘から刀を抜き・・・

・・・・・ザシュ

突撃してきた3匹のうちの2匹を避けて、一番後ろにいた妖怪に1振り・・・
そのまま後ろへ抜けて行った2匹に向かって短刀を投げた、短刀は妖怪を串刺しにしたまま木に刺さった・・・
その姿はまさに磔と呼ぶに相応しかった・・・

「下級妖怪って行っても体当たりしか出来ない奴らかよ・・・とんだ期待はずれだったぜ。」
木に刺さった短刀を抜きながら溜息交じりに呟いた・・・
短刀が刺さってた妖怪は木からズルリと音を立てながら地に堕ちた・・・
無残にも死んでいる妖怪を見ていると自分の周りに複数の妖気を感じた・・・

「ふーん、力じゃ勝てないからって囲んで数で攻めようって作戦か・・・」
自分を中心に妖怪達が円を渦巻くように囲っている、その数およそ15ぐらいか。
・・・妖怪達は何やら俺の方、いや後ろで無残にも死んでいる妖怪を見ているようだ・・。
妖怪達は哀れにも散っていった仲間をじっと見てる・・・そして・・・

・・・・・・・ガサガサガサガサ・・・・

妖怪達の何かが爆発したようだ、木の葉が落ちるぐらいに妖気が渦巻いてる・・・
「死んだ仲間の弔い合戦でもするんかい?かかって来なよ!」
俺の言葉に妖怪達の怒りが爆発したのか周りを囲ってる妖怪達が一斉に俺の方に向かって突っ込んできた。
囲まれてるんじゃさっきみたいには避けられない・・・そう思った俺は妖怪が自分に接触するであろう刹那、空間を展開して大きく飛んだ、
そして妖怪達の後ろに回りこんだ。

・・・・・・ズッ・・・・!!!

・・・・一閃した刀は妖怪2匹を斬り捨てた、肉に食い込むような音が鮮明に分かった・・・
「チッ!こんなに多いんじゃまた囲まれる・・・。」
その通りだ、数が多い分大きく囲って的を1つに絞らせないようにしようとしてる・・・
・・・さっきの妖怪よりは頭がいいって訳か・・・
瞬時に頭で考えるや否や、俺は大木のを背に陣取った、これなら攻められる方向を絞れる・・・
命知らずの妖怪達は敵討ちと言わんばかりに果敢に俺の間合いに入ってくる・・・
俺は容赦なく突っ込んできた妖怪達を・・・非情といわんばかりに切り捨てた・・・
最早この森にいる妖怪達は修行にもならない・・・そう思ったときだった。

・・・・・・ガツン!

不意に額の辺りに痛みを感じた。
僅かならが額から血が滴り落ちる・・・
・・・何が起こったのかと思い妖怪の方を見てみると、残り僅かな妖怪達が魔力の弾を形成していた・・・
「なるほど、残った奴らは1ランク上の妖怪か、これなら少しは遊べそうだ・・・。」
・・・知能も1ランク上なのか、こっちの射程が短いと分かったのか急には間合いを詰めず弾を撃ちながら牽制してるようだ・・・
さて、投擲用の短刀で戦うか、多少は喰らっても間合いに入るか・・・悩みどころだな。
余計なことを考えてると妖怪達は十字砲火の陣を取った・・・これでは格好の的だ。
「面倒だけど個別撃破していくか・・・。」
その言葉を言った直後、赤い弾が妖怪から発射された・・・

・・・・・ズガガガガガガガガガガガガ

・・・・砲撃が鳴り止んだ、いや、妖怪達の魔力が尽きたと言った方正しいだろう。
おもむろに妖怪達は俺がいた場所に目をやると・・・・
・・・そこには俺が使ってた2本の短刀と、鞘が落ちていた・・・・・・
妖怪達は俺の元いた場所にみんな集まり落ちている短刀などに目を配っている・・・
妖怪達はすっかり警戒心が解けていた、油断していたのだろう・・・

「残念、その短刀は囮なんだよね。」

妖怪達は我に戻り声のした方を探している、右から?左から?後ろから?前から?
・・・どれもハズレ、俺は空中にいたのだ、妖怪達は呆気に取られたのか諦めたのかその場から動かない・・・

・・・・・・ザシュ!

素早き一閃の後、妖怪達のいた場所には死体すら残らなかった・・・
囮に落としていた鞘と短刀を拾い刀を鞘に収める。
・・・・・・もう、ここにいた奴等は皆斬った、レミリアに怒られる前に戻った方がいいか・・・
そう思いながら額から滴り落ちる血を拭きながら帰路に着くはずだった・・・

「・・・・あれー?私の仲間が皆死んじゃってるー。」

今までの妖怪の妖気とは比べ物にならない妖気を感じ本能的に後ろを向いた。
そこにいたのは頭に赤いリボンを付け、金髪、黒い服を着た妖怪だった・・・
何やら手を思いっきり広げているようだがあれはポーズか?
「ここの妖怪達、全部倒したのあなた?」
「・・・ご名答・・・」
とりあえずさばさばした感じで答える・・・
帰ろうと思ってたから戦闘は御免だ・・・そう思っていた。
「あなたって人間?」
「・・・あぁ、まぁ人間だが・・・」
話せる妖怪か・・・他の妖怪よりかなり知識はあるな・・・
「人間って事は食べてもいいよね~」
一瞬にして周りの妖気が急に濃くなった・・・ヤバイ、今コイツと殺り合うのは得策じゃない・・・
瞬時に判断して逃げようとしたが・・・・・・

「逃げられないよ~?」

辺りが急に闇に包まれた・・・
これではどこに逃げればいいのか分からない。
闇の中に妖怪1人と人間1人が対峙するように向かい合ってた・・・
「私の仲間殺しちゃったもんね~だから人間にも死んでもらおっと。」
周りの闇が一層濃くなる・・・ヤバイ、このままでは相手の思う壺だ・・・
・・・早急に逃げるか仕留めるか決めなくては・・・・・・・
「・・・生憎俺は人間って名前じゃなくてマコトって名があるんでね、
それにこれ以上邪魔するならさっきの妖怪達と同じ末路に遭わせるよ?」
軽く威圧的な口調で牽制する・・・
「私はルーミア、闇を操る妖怪・・・貴方なんかじゃ勝ち目は無いよ?」
軽く受け流すルーミア。
・・・逃げようにも闇が付きまとうし視界が限られて大変危険だ、ならばここは斬り捨てて闇を晴らすのが得策だな・・・
「俺にあったが故に死ぬ運命を恨むがいい・・・」
言い切るや否や腰に付けている短刀をルーミアに目掛けて思いっきり投げた・・・
(この距離なら避けられない!)
ルーミアに目掛けた短刀はルーミアに心臓部分に深く刺さる・・・筈だった・・・
「こんな貧相な刃物じゃ私は斬れないよ~。」
・・・信じられない事にルーミアは短刀を素手で受け止めていた、そしてその短刀を手の平に置いて・・・

・・・ぐにゃ

・・・・・・いとも簡単に曲げてしまった。
「もう終わり~?ならこっちから行くよ!」
曲げた短刀を捨てたかと思うとルーミアの回りにさっきの妖怪とは比べ物にならない数の弾が形成され、一斉に俺に向かってきた。
「くっ、煩わしい!」
この数は避けきれないと瞬時に判断して空中に飛んだ、早い判断が幸いしてか足に1発食らっただけで殆ど無傷だった。
「なかなかいい反応してるね~、ならこれならど~かな~?」
ルーミアは胸の辺りからおもむろに1枚の札を取り出す・・・そして札に魔力を込め始めた
(あれは・・・もしかしてスペルカード?)
・・・・・・そして、

夜符「ナイトバード!」

ルーミアを中心に2色の弾幕が羽のようにこっちに向かってくる。
必死に弾幕を避けながらふとルーミアの札に目が行った・・・
どうやらあの札から弾幕が発せられてるようだ、それならこの手がある・・・
「これでも・・・喰らえっ!」
弾幕の隙間から最後の短刀を思いっきりルーミアの札に向かって投げつけた。
ルーミアの死角から飛んできた短刀はお札を突き破りルーミアに刺さった・・・
「ふぅ、何とか止んだ・・・」
弾幕が止んで思いっきり急所に短刀が刺さったルーミアを見ながら呟いた・・・
心臓直撃だから多分今死ななくても死は免れないべ、わざわざ止めを下す必要もない・・・
・・・そう思い足早に館に戻ろうとした・・・その時

「人間なのになかなか強いね~。」
「だから俺の名前はマコトだ・・・。」
むくっと起きてきたルーミアに驚きながらも冷静に話す・・・どうやら止めを刺した方が良かったようだ・・・
「悪い事は言わない、その怪我じゃ俺にはもう勝てないだろうから弔いは諦めたほうが賢明だぜ。」
ルーミアの胸からは血が流れてる、傷は浅くないようだ・・・
「まだぁ、とっておきの札が残ってるのよ。」
ルーミアは心臓に刺さったナイフを抜きながらお札を取り出した、胸からは血が相変わらず出ている。
・・・・畜生・・・短刀を2本とも取られたからお札を使わなくさせれない・・・
最後はやっぱこれで斬るのか・・・
どうしても斬らなければいけないと思いつつ刀に手を付けたとき・・・

闇符「ディマーケイション」

ルーミアがスペル宣言をすると同時に辺りが一層暗くなった・・・
暗闇に閉じ込められたような感じだ、ルーミアしか見ることが出来ない。

カッ!

ルーミアのお札から白く光る弾が大量に発射された。
「暗くて見にくいがさっきのナイトバードに比べれば薄い弾幕だ!」
白い弾幕を避けながらルーミアに迫る。
後少しでルーミアを斬れる間合いに入ろうとした時・・・
「残念~♪」

・・・・・・ズガガガガガガン!

何が起きたのか分からなかった。
・・・・俺が白い弾幕をかわしながら近づいて、あと少しで倒せるって間合いに来た時に・・・白い弾には当たってないのに何故?
何かと直撃した俺は木に寄り掛かるように倒れている。
幸い傷が浅いのが救いだが傷みで動けない、そこにルーミアが近づいてくる・・・
「お前・・・どんなマジックを使った・・・。」
全く予想できなかった攻撃に思わず質問する・・・
「あれ~?分からなかったんだ、じゃあ死ぬ前に教えてあげるよ。」
そう言って周りの闇の濃度を下げた・・・
(・・・・・そういう事か、白い弾はフェイクで本命は闇と同化した・・・黒い弾だったって訳か・・・。)
ようやく理解した表情を見たのかルーミアはしてやったりって顔でこっちを見てくる。
「ふっ、俺はアンタの卑怯な手でやられたって訳か・・・。」
自分に呆れながら呟く・・・。それを聞いたルーミアの顔が急に硬直しだして・・・
「アンタだってさっき妖怪しとめるときに囮を使ったでしょ!そういうアンタの方が卑怯よ!」
ルーミアは怒気に満ちた声で俺の前髪を掴みながら話す。
「アンタ食べようと思ったけどヤメタ・・・跡形も無く殺してやるわ!」
殺意と決意に満ち溢れた台詞だった、そして・・・自分に助かる術も無いという事も分かった。
・・・・・・死を覚悟した・・・

月符「サイレントセレ・・・」
「・・・サーヴァントフライヤー!!」

ドドドドドドドドドドドドッッ!!!!!

・・・・赤い雨・・・?
いや、・・・紅い弾幕だ・・・
雨のように弾幕は降り注ぎスペル宣言直前のルーミアを容赦なく襲う。

「クッ・・・アアァァアアァ・・・!!!?」

ルーミアは喚いている、かなり効いている・・・
俺の攻撃は殆ど効いてないに等しかったのに、どれだけの魔力があれに込められてたんだ?
「・・・・一体誰?」
弾が降り注いでいる大元、上を見上げた・・・
そこには・・・・

「・・・・・レミリア・・・・・・?」
レミリア・・・・何でここに・・・いる・・・・・しかも何で・・・このタイミングで・・・・?
紅魔館を出るときには誰にも見つからなかった筈だし、居場所が割れる筈は無かった、なのに・・・
レミリアは弾を撃ち終わるとスッと俺の眼前に降りてきて・・・
「たまたま散歩してたら見つけたけど、随分派手にやられてるじゃないの。」
「・・・・・・・・」
・・・・・悔しい・・・見られたくない奴に一番無様な姿を見られた・・・
「聞きたい事は沢山あるけど後で纏めて聞くわ。」
言い終わるとレミリアは叫びながらも起き上がるルーミアの方を見た・・・
「こいつは何だかんだ言って紅魔館の要人でね、死なれると色々と困るのよね」
そう言ったのを聞くとルーミアは無言で札を1枚出した・・・
ルーミアが札を出したのを見てレミリアもまた札を取り出した・・・
そして・・・・・・

月符「ムーンライトレイ」
獄符「千本の針の山」

・・・・・・・・カッ!

直視したら目がおかしくなるだろうと言うぐらいに一瞬眩しく光った。
そして光が収まった時に目にした光景は・・・・・
体に数え切れないほどの針が刺さってるルーミアだった・・・
・・・ルーミアは無言で針を抜きながらその場を去った、
暗かった周りがルーミアがいなくなると急に月明かりで明るくなった。
レミリアがこっちにゆっくり歩いてくる・・・その目は紅い目だった・・・
・・・明らかにタダじゃ済まないような気がした・・・

「よくこんなボロボロになるまで逃げなかったわね。」
「・・・・・あ、・・・・・・あぁ・・・・・」
あまりに予想外な出来事にまともに声が出なかった・・・
「・・・・・飛べる?ちょっと行きたい所があるんだけど・・・」
「飛べる・・・って言いたい所だが今はちょっと飛べないな・・・」
それを聞くをレミリアは手を差し出した、無言でそれを掴む俺・・・・・
いつもの乱暴な飛行だったが、今回は全くそんなことを考えてなかったので感じなかった・・・


~~湖のほとり~~

レミリアに言われるがままに連れてこられて今は湖の畔(ほとり)にいる。
目の前に広がるのは湖とは思えないくらいに大きな湖。
湖の水面には綺麗な月が映し出されている。
葉音と波音と風を切る音だけが音を出すのが許されているような空間。
絶景としか言い表せないくらい良い景色だった。
そんな空間に人間と吸血鬼が隣り合ってその景色を見ていた。

「・・・なぁ、何であの時あそこにいたんだ?」
素直に質問してみた。
「何でって・・・散歩してたら見つけたのよ。」
「・・・・いや、いくら散歩って言っても夜中に咲夜さんが1人で出してくれるなんて事はしないだろ。」
「やれやれ、そういった所だけは無駄に鋭いのね・・・。」
そう言うとレミリアは後ろに組んでた手を放し、今度はその小指を立てた。
「私から出ている運命の糸・・・・何でか分からないけどアンタに繋がってるのよねぇ。」
自分の小指を見てみる・・・糸か何かは分からなかったが赤い何かが繋がっていた・・・
「しかもこの糸、切り離す事が出来ないの。余程強い何かで繋がってるのね・・・」
「・・・・・それじゃあ、最初に現れた時も今回都合良く現れたのもその・・・運命って奴なのか・・・?」
「まぁそういう事、今日助けに来たのも偶然とかじゃなくてそういう運命にあったからよ・・・」
・・・・全ては起こるべくして起こったのか・・・・・
レミリアは見せていた小指を下ろしてまた後ろに手を組んでいた・・・

・・・・・ざざ~ん・・・・・・・・

お互い無言の空間に波音だけが静かに聞こえる・・・
「なぁ・・・」
「何?」
静寂を解くようにレミリアを呼んだ。
「十分お節介だったけど・・・・さっきの事はその・・・・感謝してるぜ。」
「初めっから素直にしてれば良かったのよ・・・。」
「・・・余計なお世話だ・・・・・。」
素直に『ありがとう』とは言えなかったけど俺なりに感謝の言葉が出た・・・

「ねぇ・・・吸血鬼になろうと思った事はある?」
「・・・・吸血鬼?」
「えぇ、吸血鬼になればこんな下級妖怪達は訳無いし、さっきの妖怪だって論外だわ。」
レミリアが水面に映った月を見ながら問いかけてくる・・・
妖怪なんて訳の無い力が得られる・・・興味が無かったが少しだけ心に響いた・・・

もし吸血鬼になれるとしたら・・・か・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
「吸血鬼ってのは半不老不死なんだよな・・・?んでお前が血を吸えば今すぐにでもなれるんだよな・・・」
「まぁ、その通りよ。」
「吸血鬼ってのは血吸って仲間増やすんだろ?不老不死になれても誰かの僕になるのは俺は嫌だな、それに・・・」
「それに・・・?」
レミリアが聞き返してくる
「俺は吸血鬼じゃなくて人間として力を付けて戦いたいんだ・・・」
「そう・・・それは残念ね・・・」
弱弱しくも言い切った俺にレミリアは残念そうに答える・・・

「そろそろ帰る?」
「あぁ・・・」
俺は答えるとレミリアはまた手を掴んで飛んだ・・・いつもと変わらない光景。
ただ・・・いつもと違うのは・・・・・・レミリアが乱暴な飛行をしなくなった・・・・
少しはお互いに何か分かったのかな・・・・
夜空の景色を見ながらそんな事を考えていた・・・

~~紅魔館玄関~~

かれこれ紅魔館に戻ってきた。
・・・今日は時間以上に長い時間を過ごした気がする・・・・
俺が玄関のドアに手をかけた時・・・

「・・・・・・!!?」
「どうしたの?」
思わず手を放した俺にレミリアが不思議そうに聞いてくる。
「いや、何かドアの向こうから物凄いプレッシャーを感じて・・・」
「今は夜中よ、さっきの戦闘で疲れてるからじゃないの?」
俺に代わってレミリアが大きなドアを開けた・・・

ギギッ・・・・・・

ドアがゆっくりと大きな音を立てて開く。
そして・・・・物凄いプレッシャーの原因が分かった・・・
ドアの向こうにいたのは・・・

「お帰りなさいませお嬢様、マコトさん」

「・・・ただいま帰りました・・・」
何故かレミリアとハモった・・・

「こんな遅くまで一体何処に出かけてたのですか?」

かなりの敬語を使ってるが俺には本能的にこれがヤバイと悟った・・・
レミリアはいきなりの出来事にその場に立ち尽くしてる。
レミリアが立ち尽くしてる状況・・・
・・・・展開的に逃げない手があるだろうか、いやない。

「あああぁぁぁぁああぁぁああああぁ!!!」
俺が叫び声を上げて咲夜さんの後ろを指差す・・・
突然の出来事に咲夜さんは自分の後ろを振り返る・・・今しかない・・・

「逃げるぞ!!」
レミリアの襟を掴んで何処にどんな体力が残ってるかって質問したいぐらいのスピードで咲夜さんから・・・

「どこに行くのかしら?」
目の前には咲夜さんがいた、満面の笑みの・・・
尚も逃げようと考えた刹那咲夜さんの懐からナイフが見えた・・・・・
・・・・・・終った・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
座り込んだレミリアと俺を咲夜さんがズルズルと音を立てながら引っ張って行く光景・・・
まさに地獄絵図・・・・・


~~自室~~

・・・・・疲れた・・・肉体的にも精神的にも・・・・・
あれだけお説教されれば無理も無い
、俺にいたってはボーっと聞いてなかったせいかナイフが1本飛んでくる始末
特に精神的疲労は1週間分ぐらい一気に溜った気分だ・・・
柱時計にふと目をやる、時計は・・・3時を回った所だ・・・
「とりあえず寝るか・・・」
疲労がピークに達したので寝ることにした・・・・


とりあえず・・・咲夜さんは怒らすと怖いっと・・・
そんな事を考えながら眠りに落ちていった。



続く・・・



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【2005/11/18 22:50】 | 東方 | トラックバック(0) | コメント(0)
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Author:マック
日ハムファンな高校3年生

その日の気分=日ハムの結果なので取り扱いには十分気をつけてくださいw

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